天気予報などで耳にすることもある「黄砂」ですが、
なんとなく身体には良くないとは思いつつも、実態がよくわからない方も多いと思います。
この喉のイガイガは黄砂に間違いない!
と思っているものの、黄砂のイガイガの対策って何があるの?
なんてお悩みではありませんか?
喉に悪影響があるとも言われるこの黄砂ですが、自分でできる
対策は何かあるのでしょうか?
痛くなってしまった後にはどんなことをしたら良いのでしょうか?
そもそも黄砂ってなに?
「黄砂」とは?と聞かれてしまうと答えに詰まることも
多いと思います。
黄砂は簡単に説明するとアジア大陸(主に中国)
を中心とした砂漠などの乾燥地帯から飛んでくる砂塵や
土埃のことです。
「なんだ、砂ならそんなに警戒しなくても
良いのでは?」と油断しがちですがそんなことはなく、
細かい砂塵や土埃には細菌やカビなどの菌類がかなり
含まれているので事態は深刻です。
さらに塵や埃は非常に細かい粒子ですので、目や鼻の粘膜さえも
すり抜けて肺などの器官にも直接侵入する危険があります。
このことから黄砂による悪影響として、目鼻や喉の痛み、
かゆみをはじめ、呼吸器系の病気(喘息や肺炎)、
アレルギーの悪化などが挙げられます。
ちなみに、よく一緒に使われる言葉として「PM2.5」がありますが、
こちらは2.5マイクロメートル以下の汚染物質が
混じった微小粒子上物質の総称です。
黄砂の中では小さい微粒子のみがPM2.5であると言えるので、
混同されがちですが正確に言うと両者は別物なのです。
黄砂で喉がイガイガになる前にできる黄砂対策は?
黄砂は自然現象であるので、完全に防ぐというのは難しい話です。
そもそも黄砂と日本の関わり合いは
古くからあり、実は俳句における春の季語としても
よく使われる言葉なのです。
季語の通り春にピークを
迎える黄砂ですが、最近では秋冬にも観測されており、
一年を通しての対策が必要になってきました。
特に分かりやすい症状としては喉のイガイガがありますが、
そうなるのを防ぐ方法として、以下のような対策が有効です。
・外出時にはマスクや帽子、眼鏡を使用する(髪にも付着します)
・外から帰ったら服をよく払ってから家に入る
(家内に黄砂を持ち込まない)
・こまめにうがいをする(喉粘膜についた黄砂を吐き出す)
・手洗いはもちろん、入浴時にも全身を入念に洗う
(黄砂は皮膚にもこびりつきます)
・特に黄砂がひどい場合は換気扇を回さない、雨戸を閉める
こうして羅列してみると、花粉症対策とほぼ同じ対策が
必要ということが分かりますね。
自分はもちろんのこと、
免疫力の弱い高齢者や小さなお子さんが家族にいる場合は
影響を受けやすいので、家族全員で取り組みましょう。
症状の悪化を防ぐことができます。
黄砂で喉が痛くなった時にできる対処方法とは?
すでに喉が痛くなってしまった場合は、うがいをしても
治らないことも多いです。
殺菌効果のあるのど飴や
トローチなどを使用しながら様子を見て改善される
事もあるのですが、
それでも治らなければ無理はせずに、
薬の力を借りるのも良いでしょう。
市販薬を買いに行っても良いですが、
早めに病院を受診した方が個人的にはすすめです。
耳鼻科で見てもらうことにより、専門の薬を出して
もらえますので治りはだいぶ早いです。
まとめ
黄砂というと九州地方の問題と思いがちですが、最近では
全国区で飛ぶことがありますので、どこに住んでいようと
黄砂の対策が必要になってきています。
既に花粉症やアレルギーをお持ちの方は特に、それらが悪化する
原因ともなりますのでできるだけ体内に入れないことが重要です。
今回紹介したような対策をコツコツと
続けていくことで確実に黄砂を防いで行けますので、
少しの外出でもしっかりと全身をガードし、帰宅時には
なるべく家に砂汚れを持ち込まないように意識して切り抜けていきましょう!